昼食をとった後、バスに乗り込み、エピダウロス遺跡へと向かいます。初日の旅ももう15時をまわり、バスの中で寝る人、おしゃべりする人、窓の外をじっと眺める人。いろいろな人がいました。因みに、僕はいかなるシャッターチャンスも見逃すわけにはいかないので、窓の外をじっと眺めている人です（笑）。

エピダウロス遺跡の入場料は、6ユーロです。

15時50分頃、エピダウロス遺跡へと到着。バスから降りて、細道をまっすぐに進みます。途中、エピダウロス遺跡への標識や案内板が置いてありました。この辺りから疲れてきて、写真の撮り方もだんだん適当に（笑）。近づくのが面倒なので遠くから撮っています（＾＾；）。

エピダウロス遺跡・円形劇場に到着♪この円形劇場は、紀元前4世紀に建てられ、音響効果に優れた劇場として有名な遺跡です。当時の姿をほぼ完璧に残している数少ない劇場のひとつで、55段の観客席、1万4000人を収容する事ができます。

この劇場、あまりに大きすぎて、27mmレンズでは全てを収める事ができません。収める事ができても、正面から撮影すると平面的になってしまうので迫力が伝わってきません。なので、絶好の位置から撮影するには55段の階段を登っていかなければなりません…。この階段を登るのは見た目以上に疲れます。ちょっとつらいけど、これもまた楽しかったりします。

ハァハァ。疲れたーやっと頂上だ！ここから撮影すれば全部入るだろ！と思いきや、27mmじゃ全部は無理みたい（笑）。まぁ、でも、こんだけ入ってれば十分かな。それにしても、最上階まで登ってきていた人は写真を撮りたい人たちばかりで、それ以外の人たちはあまり上の方まで登ってはきませんでした。こんなに素晴らしい景色が眺められるのにもったいないです。

アングルを変えて何枚か撮影してみると、また違った感じに見えてきます。

この円形劇場の凄いところは、その音響効果です。1番下の中央のところにガイドさんがいるのですが、ガイドさんが足元に石を落としただけで、最上階までその石が落ちる音が聴こえてくるのです。手を叩いたりしても同様に聴こえてきます。中央で歌を歌ったり、お経を詠んだりしている人もいました。すごいなぁ～どんな仕組みになってるんだろう…。そうこうしているうちに、徐々に日が落ちてきました。

円形劇場の上の方には、どんぐりがたくさん落ちています。どんぐりなんて何年もしばらく見ていなかったのでちょっと新鮮♪

そろそろ円形劇場をあとにします。来た道と同じ道を通ってバスのところまで戻ります。その途中で、毛ヅヤのいい綺麗な白猫ちゃんに出会います。とてもかわいいです♪ちょっとふっくらしている感じ。いいもの食べてそうです。

初日のスケジュールはこれで終了。1日目から結構ハードなスケジュールでした。前の日の晩は、2時間程度しか寝ていないため、さすがに眠くなってきました。それでも、バスの中では起き続け、ナフプリンにあるアマリアホテルまでバスの車窓を眺めていました。もう二度とこないかもしれないエピダウロス遺跡に、さようなら…。